葛西の歯医者なら中葛西歯科 
医院名:中葛西歯科 
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2024.07.05

入れ歯の平均寿命は何年?寿命が来る原因と長持ちさせるポイントとは

入れ歯は、失った歯の代わりとなる大切なアイテムです。しかし、入れ歯にも寿命があることをご存知でしょうか?劣化や歯とのフィット感の喪失が原因で、寿命を迎えた入れ歯は、作り直しが必要です。
この記事では、入れ歯の平均的な寿命や、長持ちさせるためのポイントについて解説します。
現在入れ歯を使用している方や、これから入れ歯の作製を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

入れ歯の平均寿命

入れ歯の平均寿命は、保険診療と自費診療で変わります。

保険診療の入れ歯の寿命:2~3年

保険診療で作製した入れ歯の平均的な寿命は、おおよそ2~3年程度とされています。保険診療のプラスチック製の入れ歯は、吸水性があり、劣化しやすい素材でできています。これは、長期間の使用によって変形や着色、汚れの付着が避けられません。中には、10年以上同じプラスチックの入れ歯を使い続けている方もいらっしゃいますが、衛生面での懸念があります。また、機能性の点でも、歯茎との適合性が低下していたり、かみ合わせの面でも歯の摩耗が進行していたりする可能性が高いでしょう。このため、快適に使うためにはおおよそ2~3年を目安に新しい入れ歯に作り替えることをおすすめします。

自費診療の入れ歯の寿命:おおよそ5年程度

自費診療で作製した金属製などの入れ歯は、おおよそ5程度問題なく使える場合が多いです。金属製の入れ歯は、金属自体の耐久性が高いため、長期間の使用に耐えることができます。しかし、金属製の入れ歯にもプラスチック部分が多く含まれており、この部分の劣化が進行することがあります。プラスチック部分に大きな変化や損傷が見られる場合には、その部分だけを修理するという選択肢もありますが、状況によっては入れ歯全体を新しく作り直すことをおすすめします。

入れ歯が寿命を迎える4つの原因

「入れ歯の寿命がくる」というのは、入れ歯そのものが使えなくなるだけでなく、口内環境の変化によって歯にフィットしなくなることも含まれます。入れ歯が寿命を迎え作り直しになる原因には、以下のような要因があります。

    • 経年劣化
    • 口内環境の変化
    • 虫歯や歯周病
    • 入れ歯の破損

            それぞれ見ていきましょう。

            経年劣化

            入れ歯は、日々の使用により徐々に劣化していきます。材質の疲労や変形、表面の磨耗などが原因で、フィット感が低下したり、強度が弱くなったりします。これは避けられない自然な現象ですが、適切なメンテナンスを行うことで、劣化のスピードを遅らせることができます。

            口内環境の変化

            加齢に伴う顎骨の吸収や、残存歯の状態変化などによって、口内環境は常に変化しています。これにより、入れ歯のフィット感が悪くなったり、噛み合わせのバランスが崩れたりすることがあります。

            虫歯や歯周病

            虫歯や歯周病が進行すると、歯茎や歯を支える骨である歯槽骨に炎症が起こり、これらの組織が徐々に破壊されていきます。その結果、入れ歯と口腔内の適合性が低下し、入れ歯がうまく収まらなくなってしまうのです。歯周病による歯茎や歯槽骨の変化は、入れ歯の安定性や機能に大きな影響を与えるため、注意が必要です。

            入れ歯の破損

            入れ歯を落としたり、硬いものを噛んだりすることで、破損やひび割れが生じることがあります。また、不適切な取り扱いや洗浄方法によっても、入れ歯が傷つくことがあるのです。破損した入れ歯を放置すると、口内トラブルの原因になるため、早めの修理や調整が必要不可欠です。

            入れ歯が割れた際、接着剤で応急的に修復しようとする方もいますが、口腔内の安全性や衛生状態に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けるべきでしょう。

            入れ歯を長持ちさせる方法3選

            入れ歯を長持ちさせるために、日頃から以下のポイントに気をつけましょう。

              • 正しいお手入れ方法でメンテナンスする
              • 残存歯を丁寧にケアする
              • 定期的に歯科検診を受ける

                      一つずつ解説します。

                      正しいお手入れ方法でメンテナンスする

                      入れ歯は、毎食後に取り外して洗浄しましょう。専用の洗浄剤や柔らかいブラシを使って、汚れや食べカスを丁寧に取り除くことが大切です。また、就寝時は入れ歯を外して保管し、口内を休ませることも重要なポイントの一つです。

                      入れ歯のお手入れ方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

                      関連記事:入れ歯のお手入れ方法・手順とは?お手入れの注意点4選も解説

                      残存歯を丁寧にケアする

                      入れ歯の使用者は、残存歯のケアも怠ってはいけません。特に部分入れ歯をお使いの方にとって、残存歯のケアは非常に重要です。部分入れ歯は、隣接する歯に固定されて装着されるため、もし隣の歯が虫歯や歯周病に罹患してしまうと、折角作製した部分入れ歯が使用できなくなってしまう可能性があるのです。虫歯や歯周病を予防するために、歯磨きや歯間ブラシの使用を習慣づけましょう。残存歯が健康であることが、入れ歯の安定性や寿命にも影響を与えます。

                      定期的に歯科検診を受ける

                      入れ歯の状態や口内環境の変化を早期に発見するために、定期的な歯科検診が欠かせません。半年に1度を目安に、かかりつけの歯科医院で入れ歯の調整やチェックを受けるようにしましょう。異常があれば早めに対処することで、入れ歯の寿命を延ばすことができます。

                      まとめ

                      入れ歯の寿命は、材質や使用状況によって大きく異なります。入れ歯は、あなたの健康で快適な生活を支える大切なパートナーです。適切なケアと定期的なメンテナンスを行い、入れ歯との良好な関係を築いていきましょう。もし入れ歯に違和感や不具合を感じたら、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

                      当院では、丁寧なカウンセリングで一人ひとりに合わせた入れ歯をご提供しています。入れ歯に関するお悩みは中葛西歯科までお気軽にご相談ください。

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