葛西の歯医者なら中葛西歯科 
医院名:中葛西歯科 
住所:〒134-0083 江戸川区中葛西5-13-5 1F・2F
2024.04.03

入れ歯が痛い!考えられる原因と対処法を解説

「入れ歯で食べ物を噛むと歯茎が圧迫されて痛い」

「長年使ってきた入れ歯なのに最近痛みを感じるようになった」

このような入れ歯の痛みに関するお悩みはありませんか?時間をおけば解決することもありますが、不快感がある状態で使い続けると、痛みが悪化する可能性があります。

この記事では入れ歯が痛い時に考えられる原因とその対処法について解説します。

入れ歯が痛い!その原因とは

入れ歯が痛いと感じる時の原因は、主に以下の5つが想定されます。

    • 入れ歯に不具合がある
    • 新しい入れ歯にまだ慣れていない
    • お口の中に問題がある
    • 入れ歯のお手入れが不十分
    • 金具がゆるんでいる

        入れ歯に不具合がある

        「入れ歯が歯茎に圧迫感を与える」という典型的なケースでは、入れ歯が何らかの理由で口の構造に合わなくなっている可能性があります。

        入れ歯は、大半がプラスチックや樹脂製で作られており、材質の性質上、時間の経過とともに、噛む力の影響で変形していきます。その結果、当初は完璧にフィットしていた入れ歯も徐々に変形し、「噛む際に痛みを感じる」状態になりがちです。

        新しい入れ歯にまだ慣れていない

        入れ歯を初めて使用する際、身体が入れ歯を異物と判断するため、慣れるまでは痛みを感じやすいです。しかし、使っていくうちに徐々に馴染んでいくので、まずは1ヶ月使ってみましょう。慣れるためには、極力入れ歯をつけて生活することが重要です。入れ歯をつけたまま食事や会話をするなど、トレーニングすることで早く慣れることができます。痛みを理由に練習を中断してしまうと、慣れるまでの時間がより長くなってしまいますので、可能な限り続けてみてください。

        食事はなるべく柔らかいものをゆっくり噛んで食べることで痛みを軽減できますよ。

        お口の中に問題がある

        入れ歯ではなく、患者さんのお口の状態が原因で痛みが発生しているケースもあります。具体的には以下のような例が挙げられます。

        条件が不十分で吸着が困難

        総入れ歯は、入れ歯と口内の粘膜を密着させる必要があります。しかし、吸着条件が満たないと歯と歯茎の間に空気が入り、入れ歯が外れやすくなります。その結果、外れる際に入れ歯と歯茎がすれて痛みが出やすいです。

        歯茎が薄い

        歯茎が薄いと、骨と入れ歯によって歯肉が圧迫され、痛みが出やすくなることがあります。

        顎関節の安定性が乏しい

        顎の関節が不安定な場合、かみ合わせの位置が定まらずバランスが悪くなり、痛みの原因になることがあります。

        唾液の分泌量が少ない

        唾液は噛んだ時の衝撃を緩和するために重要な役割を担っています。高血圧治療薬などの影響で唾液の生成が減少すると、入れ歯の固定力が弱まり、噛んだ時の痛みを感じやすくなることがあります。

        顎の骨にこぶが存在する

        上顎や下顎の骨にこぶがある場合、入れ歯に当たって痛みを引き起こすことがあります。

         

        入れ歯のお手入れが不十分

        入れ歯は適切なケアが必須です。清潔な状態を保てていないと、入れ歯にダメージを与え、痛みや不快感を引き起こす可能性があります。また、細菌の蓄積は口内炎や感染症を誘発し、これもまた痛みの原因となります。正しいお手入れ方法を実践し、定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。

        金具に問題がある(部分入れ歯)

        部分入れ歯は、残っている歯にバネ(クラスプ)を引っ掛けて使用します。この金具が土台となる歯を強く締め付けていたり、歯周病などにより土台の歯がもろくなっていると、取り外し時や噛んだ時に痛みが出やすくなります。

        入れ歯が痛い時の対処法

        入れ歯が痛い時は、以下の方法で対処することをおすすめします。

          • 入れ歯を調整してもらう、新しく作る
          • 入れ歯安定剤を使用する
          • 正しい方法でお手入れする
          • 自費診療の入れ歯を検討する

              入れ歯を調整してもらう・新しく作る

              入れ歯が合わないと感じたら、歯医者で調整してもらいましょう。

              新しく作られた入れ歯では、適切にフィットするまでの調整期間が必要なため、最初は完全に合わないことが普通です。調整を繰り返し行いながら、快適に噛める入れ歯を目指しましょう。一方で、経年劣化によって変形してしまっていたり、長期にわたって調整しても入れ歯が安定しない場合は、入れ歯自体に問題がある可能性があります。このような場合は、入れ歯を新しく作り直すことも検討してください。

              入れ歯安定剤を使用する

              入れ歯で痛みを感じたら、入れ歯安定剤を使うのも一つの手です。これは、入れ歯のがたつきを改善し、噛んだ時の痛みを軽減してくれます。安定剤にはクッションタイプ、クリームタイプ、シートタイプ、粉末タイプの4種類がありますが、入れ歯による痛みに対しては、クッションタイプの安定剤がおすすめです。ただし、このタイプの安定剤は、入れ歯や歯ぐきに付着し不衛生になりやすいので、使用する際は注意してください。

              入れ歯安定剤は、あくまでも歯医者で調整するまでの一時的な対処法として利用しましょう。

              正しい方法でお手入れする

              入れ歯の正しいお手入れを心がけることで、快適に使用する期間を延ばし、同時に口腔内の健康を守ることができます。

              <毎日の清掃>

              ・専用のブラシまたは柔らかい歯ブラシを使用して、食べカスやプラークを優しく除去します。

              ・入れ歯用のクリーナーを使用することが推奨されますが、研磨剤が含まれていない液体石鹸も使用できます。通常の歯磨き粉は入れ歯を傷つける可能性があるため避けてください。

              <保管方法>

              ・入れ歯を使用しない時は、乾燥や変形を防ぐため、清潔な水または入れ歯専用の液体に浸して保管してください。

              ・高温や直射日光を避けた場所で保管してください。

              ・変形の原因になるため、入れ歯を熱い水に浸けるのは避けてください。

              自費診療の入れ歯を検討する

              保険の入れ歯を使用している方は、自費診療の入れ歯を作ることもぜひ検討してみてください。

              保険の入れ歯では簡易的な型取りしかできませんが、自費診療の入れ歯はより精密に作られるので高いフィット感を得ることができます。

              自費診療の入れ歯についての詳細は以下の記事をご覧ください。

              【保険 の 入れ歯 で 十分】本文

              まとめ

              入れ歯が痛い時の原因と対処法について解説しました。最初はフィットしていた入れ歯でも、時間の経過とともに入れ歯の変形や顎の骨のゆがみによって合わなくなることは多々あります。入れ歯が痛いと感じたら、放置せず、早めに歯科医師に相談しましょう。

              当院では、丁寧なカウンセリングで一人ひとりに合わせた入れ歯をご提供しています。「自分に合う入れ歯が知りたい」「今の入れ歯が合わない」など、入れ歯に関するお悩みは中葛西歯科までお気軽にご相談ください。

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