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2024.09.02

部分入れ歯に慣れるコツ5つ!部分入れ歯を使うべきメリットと注意点も解説

「お金と時間をかけてつくったのに部分入れ歯に慣れなくてストレスが溜まる」「部分入れ歯に違和感があって食事や会話に集中できない」

部分入れ歯を作ったばかりの患者さんから、よく聞く悩みの声です。

今後の人生を考えたときに、歯がない生活を送るのがいやで、部分入れ歯を作った人も多いでしょう。しかし、想像していた以上に、多くの人が慣れない部分入れ歯にストレスを感じています。

そこでこの記事では、部分入れ歯を作ったばかりの人に向けて、以下の内容を紹介していきます。

    • 部分入れ歯に慣れるためのコツ

    • 部分入れ歯を使うメリット

    • お手入れ方法や調整のタイミング

      • 着脱の練習をする

      • 水を飲む

      • 少量の柔らかいものからたべる練習をする

      • 話す練習をする

      • 着ける時間を徐々に増やす

          • 一つずつ確認していきましょう。

            着脱の練習をする

            まずは部分入れ歯の装着の練習をおすすめします。部分入れ歯がしっかりと装着できないと、痛みの原因になるだけでなく、違和感がいつまでたっても解消されません。

            部分入れ歯の装着の仕方は、以下の3ステップです。

              1. 金具の位置を合わせる

              2. 指で金具付近を抑える

              3. 軽く噛んでみる

              最初は軽く噛みながら、装着の状況を確認し、徐々に強くしてみましょう。初めから強く噛むと、しっかりと装着ができていないときには、壊れる原因になります。

              慣れるまでは、装着がしっかりできても違和感を感じます。つけた直後に痛みを感じない場合は、装着し続けて、強い痛みがないかを確認してみてください。違和感を感じても、強い痛みを感じないようであれば、問題ありません。

              水を飲む

              水を飲んで部分入れ歯の装着感に慣れるのもおすすめです。

              冷水やお湯は抜歯した傷口に痛みを感じる可能性もあるので、少量のぬるま湯を口に含み、傷口の状況を確認してください。

              また、入れ歯の場所が喉に近い場合は、喉が刺激されて吐き気を感じやすいと言われています。固形物を試す前に、水から試してみるといいでしょう。

              柔らかい食べ物で噛む練習をする

              食事の場面では、噛んだときに歯茎に負担がかからないように柔らかいものから慣らしましょう。

              部分入れ歯に慣れていない時期、硬いものを食べると、以下のリスクがあるので注意が必要です。

                • 歯茎を痛める

                • 歯茎をかばって噛み続けるとあごの骨にも負担がかかる

                • 噛んでいる感覚が掴みにくく噛みきれないリスクがある

                  歯茎を痛めると逆側でばかり噛むようになり、いつまでも部分入れ歯に慣れません。あごの骨にも負担がかかり悪循環です。

                  また、サイズが大きいものは、しっかり噛めないと、飲み込むときにリスクが高まるので注意してください。慣れるまでは一口の大きさを、小さくするのがおすすめです。

                  話す練習をする

                  部分入れ歯をすると、今までと空気の抜け方が変わり、発音がしにくくなります。生きていくうえで、コミュニケーションは不可欠なので、話す練習も取り入れましょう。

                  おすすめの練習方法とメリットは以下の表にまとめました。

                練習方法 メリット
                鏡の前で表情をみながら練習をする 入れ歯を気にして小さな口で話してしまうので癖にならないように鏡で確認できる
                新聞や本を音読をする 普段使わない言葉の練習をすると発音しにくい言葉がわかる
                身近な気を使わない人と話をする 自分ではわからない聞き取りにくい言葉などを確認できる
                • 一般的に最初はサ行とタ行が発音しにくいとされていますが、他にも違和感を感じる言葉があれば反復して練習しましょう。

                  大きな口を開けて練習することで、以前よりも上手に発声できるようになった事例も多々耳にします。継続して練習しましょう。

                  着ける時間を徐々に増やす

                  装着していて痛みがないようであれば、つける時間を徐々に増やしていくと、慣れるのが早くなります。

                  一方、長時間装着していると歯茎が圧迫されて口内炎や歯周病のリスクが高まります。以下のタイミングは、外すようにしましょう。

                      • 寝るとき

                      • 食後

                      • 入浴中

                      とくに細かい部品を誤飲する可能性もあるので、寝るときは外しておきましょう。

                      部分入れ歯を使う3つのメリット

                    • 部分入れ歯に慣れないと、使うこと自体に否定的になってしまうでしょう。しかし、部分入れ歯を使うメリットもあります。

                      具体的には下記の3つです。

                            • 硬いものを噛めると健康が維持できる

                            • 残っている歯を守る

                            • 食事の満足感が向上する

                          それぞれ確認していきましょう。

                          硬いものを噛めると健康が維持できる

                          部分入れ歯によって硬いものを噛めるようになることで、以下のメリットが得られます。

                                  • 筋肉や舌などを刺激し、脳の老化を防ぐ

                                  • がんを防ぐ

                                  • 虫歯や口臭のリスクが下がる

                                  • 骨粗しょう症の予防できる

                                  • 内臓が若返る

                              歯やあごに関連するものだけでなく、ボケ防止や内臓が若返るなど、幅広く全身にいい影響があります。

                              噛むことで健康維持に繋がるので、慣れてきたら無理のない範囲で、食べるものを限定せずに硬いものも食べましょう。

                              残っている歯を守る

                              イメージがしにくいですが、部分入れ歯を使うことで残っている歯を守れます。抜けた歯をそのままにしておくと、以下の流れで他の歯に影響が出ます。

                                  • 歯がない空いたスペースに隣の歯が寄ってくる

                                  • 歯並びが悪くなり噛み合わせにも影響が出る

                                  • 噛み合わせが悪くなることで顎がやせ細り、健康な歯も抜けやすくなる

                                  他の歯への影響を少しでもなくすために、部分入れ歯を活用しましょう。

                                  食事の満足感が向上する

                                  部分入れ歯を使うことで、食事の制限が減り、出かけたり、好きなものを食べれたりと食事の満足度が向上します。

                                  噛む力は、自分の歯の本数ではなく入れ歯を含む物を噛める歯の本数で決まります。

                                  特に高齢になると、どうしても硬いものを食べられなくなるので、食事の内容が制限されがちですが、部分入れ歯によって噛む力を強くし、色々なものを食べて食事を楽しんでください。

                                  部分入れ歯について覚えておきたい2つの注意点

                                • 部分入れ歯を活用するようになったら、覚えておくべき注意点は以下の通りです。

                                      • 調整をしてもらう

                                      • 毎日手入れをする

                                    • 理由について、詳細に確認していきましょう。

                                      調整をしてもらう

                                      部分入れ歯は、下記のような理由でちょっとしたズレが生じると、違和感や痛みの原因になるので注意が必要です。

                                            • 初期は装着時に歯茎が入れ歯に圧迫されて沈み込む

                                            • 健康な歯も毎日少しずつ動いていてる

                                            • 使っている間にすり減ったりゆがむ

                                          ちょっとしたズレでも、口内炎の原因になったり、噛み合わせが悪い状態が続くと顎関節症のリスクにも繋がるので、軽視してはいけません。とくに顎関節症になると、口を開きにくくなったり、口を開ける時にあごが痛くなったり、生活に支障が出ます。 

                                          違和感を感じた場合は無理に使い続けずに、調整をしてもらいましょう。

                                          毎日手入れをする

                                          部分入れ歯を口の中にずっと入れておくことで、細菌が溜まりやすくなり、歯周病や口内炎の原因になります。そのためお手入れは毎日しましょう。

                                          お手入れをする方法と注意点は以下をご確認ください。

                                        • メンテナンス方法 注意点
                                          入れ歯専用のブラシで清掃する ・研磨剤入りの歯磨き粉は使わない
                                          ・洗面台に水を張っておくと落としても壊れない
                                          入れ歯用洗剤に漬けて除菌する ・独断で使わずに医師に相談のうえで使う
                                          一時的に外すときも水に浸しておく ・入れ歯が乾燥すると変形の可能性があるので水につけておく
                                        • 一般的な方法を記載していますが、素材によってお手入れの方法も異なります。主治医の説明をよく聞き、お手入れをするようにしましょう。

                                        • 関連記事:正しい入れ歯のお手入れ方法とは?やってはいけない方法も紹介
                                        • 部分入れ歯に慣れるコツのまとめ

                                          部分入れ歯で感じる違和感を減らし、慣れるためのコツについて紹介をしてきました。

                                          部分入れ歯は便利な反面、慣れるまでに時間がかかります。また、慣れるまではストレスを感じることもあるでしょう。

                                          お手入れの手間がかかったり調整に時間がかかったりもしますが、使うことで残りの歯を守ることにもつながるので、最大限活用しましょう。

                                        • 当院では、一人ひとりに合わせた入れ歯を提供しています。入れ歯についてお悩みの方は、お気軽に中葛西歯科までご相談ください。

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