顎関節症の治療方法には2種類あり、マウスピースによる治療と外科的な治療が挙げられます。
顎関節症は大きく4つの段階に分けることができます。
まず最初の段階では、顎の関節周囲の筋肉に痛みが現れます。
次に、顎の関節そのものに痛みが生じる段階が続きます。
次に、顎の関節にある「関節円板」(緩衝材のような役割をする組織で、座布団のようなもの)がずれてしまい、痛みが出る状態になります。
そして次の段階では、顎の関節の骨そのものがすり減ったり、変形してしまって痛みが生じる場合です。
マウスピースによる治療が有効なのは、最初の2段階、つまり筋肉の痛みと関節の痛みに限られます。
関節円板がずれたり、顎の骨自体が変形してしまった場合には、マウスピースは適用外となります。