葛西の歯医者なら中葛西歯科 
医院名:中葛西歯科 
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2024.09.02

ホワイトニングの仕組みとは?なぜ歯が白くなる?メカニズムを解説

ホワイトニングでなぜ歯が白くなるのか、ご存知でしょうか。実は、歯医者で行うものとホワイトニングサロンで行うものでは使われる成分が違い、白くなる仕組みも異なります。

今回は、ホワイトニングの仕組みやホワイトニングサロンとの違いについて解説します。

これからホワイトニングをしようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

そもそも歯が黄ばむ原因とは?

歯が黄ばむ原因は主に二つあります。一つは外因性の要因、もう一つは内因性の要因です。

【外因性の要因】飲食物やタバコの着色汚れ

外因性の要因として最も一般的なのが、日々の飲食物による着色汚れです。コーヒー、紅茶、ワイン、カレー、トマトソースなどの色素の強い飲食物は、歯の表面に着色を引き起こします。これらの飲み物に含まれるタンニンという成分が、歯のエナメル質に付着し、時間とともに歯を黄ばませていくのです。

さらに、喫煙も歯の着色の大きな原因となっています。タバコに含まれるニコチンやタールが歯に付着し、強い黄ばみを引き起こすのです。喫煙者の歯が黄ばむスピードは、非喫煙者と比べてはるかに速いことが知られています。

これらの外因性の要因による着色は、適切なブラッシングや定期的な歯科クリーニングである程度防ぐことができます。しかし、長年の蓄積によって歯の内部まで着色が進んでしまった場合は、ホワイトニングなどの専門的な処置が必要となることがあります。

【内因性の要因】加齢による黄ばみ

一方、内因性の要因として最も避けられないのが、加齢による黄ばみです。

歯のエナメル質は、年齢とともに徐々に薄くなっていきます。エナメル質が薄くなると、その下にある象牙質が透けて見えるようになります。象牙質は黄色みがかった色をしているため、結果として歯全体が黄ばんで見えるのです。

ホワイトニングで歯が白くなる仕組み

ホワイトニングは、歯を白くする効果的な方法として広く知られています。しかし、その仕組みについて詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ホワイトニングが歯を白くする過程は、化学反応を利用した精密な処理によるものです。この章では、ホワイトニングで使用される成分とそのメカニズムについて詳しく解説していきます。

ホワイトニングで使われる成分

ホワイトニングの主な有効成分は、過酸化水素または過酸化尿素です。

過酸化水素は、直接的に歯のエナメル質に作用します。一方、過酸化尿素は歯に接触すると分解され、過酸化水素と尿素に分かれます。つまり、最終的にはどちらの成分も過酸化水素として機能するのです。

これらの成分の濃度は、ホワイトニングの種類や方法によって異なります。歯科医院で行う専門的なホワイトニングでは、比較的高濃度の過酸化水素(通常15%〜35%程度)が使用されます。一方、家庭用のホワイトニング製品では、安全性を考慮して低濃度(通常3%〜10%程度)の過酸化水素または過酸化尿素が用いられることが多いでしょう。

また、これらの主成分に加えて、歯の感覚過敏を防ぐための成分や、エナメル質を強化する成分などが含まれていることもあります。例えば、フッ素やカリウムイオンは、ホワイトニング後の歯の過敏症を軽減する効果があると言われています。

ホワイトニングのメカニズム

ホワイトニングでは、主に酸化反応によって歯が白くなります。

過酸化水素が歯のエナメル質や象牙質に浸透し、そこで分解されて活性酸素を生成します。この活性酸素が、歯の内部にある着色物質を酸化分解します。そのため、表面的な着色だけでなく、歯の内部にまで染み込んだ着色にも効果があるのです。

ただし、この反応には時間がかかります。ホワイトニングの効果が現れるまでには、通常数日から数週間を要します。また、一度の処置で劇的な効果が得られるわけではなく、複数回の処置を重ねることで徐々に歯が白くなっていきます。

さらに、ホワイトニングの効果は永久的なものではありません。時間の経過とともに、新たな着色物質が付着したり、加齢による変化が進んだりすることで、再び歯が黄ばむ可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスが必要となるのです。

歯科医院とホワイトニングサロンの違い

歯のホワイトニングは、歯科医院以外のホワイトニングサロンでも比較的手頃な価格で提供されていますが、その価格差には理由があります。主な違いは使用される成分にあります。

歯科医院で使用されるホワイトニング剤の主成分「過酸化水素」は、国によって「医薬品」に分類される取り扱いに注意を要する薬品です。法律により、この成分の使用は専門的な訓練を受けた歯科医師と歯科衛生士に限定されています。そのため、一般のホワイトニングサロンでは、この高濃度の薬品を使用することができません。よって、このようなサロンのホワイトニングはあくまで歯の表面の汚れを落とすものであり、エナメル質を漂白する作用はないのです。

適切な処置を選ぶことで、あなたの期待により沿った結果を得られる可能性が高まります。歯の状態や希望する仕上がりに応じて、最適なホワイトニング方法を選択することをおすすめします。

ホワイトニングで白くならない歯もある

ホワイトニングは多くの場合効果的ですが、すべての歯が同じように白くなるわけではありません。ホワイトニングの効果には限界があり、特定の状況下では期待通りの結果が得られないことがあります。このことを理解しておくことは、ホワイトニングを検討する際に非常に重要です。

    • 色の濃い食べ物に気をつける
    • タバコを減らす
    • 人工歯
    • 金属により変色した歯
    • フッ素コーティングされた歯
    • エナメル質が薄い歯
    • 無髄歯や失活歯
    • テトラサイクリン歯
    • ホワイトスポット
    • 加齢による黄ばみ
    • 歯茎のキワや犬歯
    • すでにある程度白い歯
  • 詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:ホワイトニングで白くならない歯の特徴10選

ホワイトニングの白さを持続させる方法

ホワイトニングの白さを持続させたいのであれば、以下の4つを実践してください。

    • 色の濃い食べ物に気をつける
    • タバコを減らす
    • こまめな歯磨き
    • 歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける

ホワイトニングの効果や持続させる方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:ホワイトニングの効果の持続力は?白さを保つポイントも解説

まとめ

ホワイトニングの仕組みと効果について解説しました。歯の黄ばみの原因を理解し、ホワイトニングのメカニズムを知ることで、より賢明な選択ができるようになったのではないでしょうか。

ここで重要なのは、ホワイトニングは魔法のような即効性のある処置ではなく、科学的な根拠に基づいた継続的なケアだということです。一度きりの処置で永久的な効果を期待するのではなく、長期的な視点で歯の健康と美しさを維持していく姿勢が大切です。

中葛西歯科では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを提供しています。「歯を白くしたい」「歯を見せることに自信を持ちたい」とお考えの方は、ぜひ中葛西歯科までご相談ください。

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