入れ歯でお悩みの方

痛みの原因は、入れ歯と歯茎がこすれて傷になるためです。入れ歯のふちが長すぎたり、入れ歯の内側が歯茎の弱い部分をこすって傷になる場合があります。調整をしなければ痛みは取れないので、我慢せずご連絡ください。

入れ歯と歯茎の適合が悪いと裏に食べカスが溜まります。入れ歯の裏うちをして、調整すれば問題ありません。ただし、上の歯が数本しか残っていない状態で部分入れ歯をしている場合、適合がよくても重力によって落ちてしまうため、入れ歯安定剤を使用するか、インプラント治療が必要になります。

入れ歯は粘膜が傷つかないよう磨きあげられているため、本来ざらつきはないはずです。磨き上げが不十分だったり、破損やひびが入っている可能性があります。歯科医院で診てもらいましょう。

入れ歯は大きさ、厚さ、噛み合わせ、歯の位置が合っていて、歯茎との適合ができていないと外れやすくなってしまいます。これらの調整はちょうどいい場所を患者様と一緒に探っていかなければなりません。

頬や唇、または舌に押されることで入れ歯が浮き上がってしまいます。これらの力がかからない位置に入れ歯が収まる大きさに調整をします。

歯の並んでいる位置が適切でないことが原因と考えられます。歯の位置をやや舌寄りに調整すれば問題なくなると思います。

前後左右のバランスが安定するように入れ歯の内側を調整する必要があります。長年使っていると変形したり少しずつ合わなくなったりしますし、60℃以上のお湯に入れると変形してしまうのでご注意ください。

噛み合わせが低いことや、筋力の低下も理由としてあり得ます。入れ歯になった場合、本来の1/6～1/10程度の力しかありません。しかし、歯を凹凸のある形にすれば小さな力でも噛みやすくすることは可能です。

前歯の並び具合は見た目に大きな影響を与えます。そのため、完成の一歩手前で試適を行います。完成してしまうと歯並びは変えられません。試適の際にご自身の意見を遠慮せずしっかり伝えてください。

もちろん見た目も重視して作られています。もう少し確認しながら作製していればより良い入れ歯ができていたと思います。見た目は患者様によって様々な希望があるため、よく話し合って決めていく必要があります。

入れ歯が落ちたり浮き上がらないようにするためにはバネが必要です。一番簡単な解決方法は、唇に隠れる範囲のバネにしてしまうことです。また最近では、マグネットタイプの入れ歯やバネの色を白くしたもの、インプラントなど様々な方法があります。

よだれが出る原因として唇が閉じられないことが考えられます。閉じられない理由は、歯の位置、入れ歯の形が悪いなどがあります。鏡で見て唇が開いていたり、閉じる際に力がいる場合は調整が必要です。

初めて入れ歯を入れた時はしゃべりにくいことがよくあります。この場合は数日間、意識的に口を大きく開けて舌を動かすようにすれば自然と元通りになります。それでもしゃべりにくい場合は、入れ歯の形に問題があることが多いため調整が必要です。

上下の歯の位置関係が悪いためと考えられます。長年入れ歯を使っていると歯がすり減り、噛み合わせが悪くなってきます。噛み合わせを元に戻すだけで噛まなくなるでしょう。

大きさや形に問題があると思います。どうしても外したくなる場合は、気になる部分を少しだけ削って調整してもらいましょう。

噛み合わせが高すぎる入れ歯だと歯を食いしばってしまいます。噛み合わせが高いと、リラックス時でも上下の歯の間に空間ができず、常に上下の歯が噛み合った状態になり、顎の関節にも影響が出ます。そのため、適切な高さに戻す必要があります。

無理な力がかかりすぎていると歯が抜けてしまう原因にもなります。自分でも外しやすい適切な強さにバネを調整してもらいましょう。

それは歯茎が痩せてしまったためと思われます。歯を抜いた歯茎は3週間～1ヶ月の間に大きく変化するため、抜歯をしてすぐに入れ歯を作製した場合、合わなくなってしまいます。本来、歯茎の形が落ち着いてから入れ歯を作るのが理想ですが、歯がない状態で過ごすわけにはいかないため、隙間ができるのを分かっていて入れ歯を作製したものと思われます。隙間が空いている部分を埋めてもらいましょう。

抜けたのが数本であれば噛むことはできると思います。しかし放っておくと、横の歯が倒れこんできたり、噛み合わせがガタガタになったり、他の歯まで抜けてしまうこともあります。それを防ぐためにも入れ歯は入れておいた方が良いでしょう。