入れ歯の手入れ
取り外しが可能な入れ歯は、総入れ歯(総義歯)と部分入れ歯(局部義歯)の2種類があります。素材はプラスチックで出来ているものや金属で補強がされているものなど、様々な種類があります。
入れ歯を手入れする理由
入れ歯にも天然歯と同じく食べカスや歯垢(プラーク)が付着します。毎日ケアをして清潔に保つことが大切です。
入れ歯のケアを怠っている場合に起こるトラブル
- 口臭の発生が起こりやすくなる
- 口内炎になりやすくなる
- 色素や歯石が付着しやすくなる
- 部分入れ歯の場合、バネ等がかかっている歯が虫歯や歯周病になりやすくなる
これらのトラブルを防ぐためには、入れ歯とお口の中のケアを毎日丁寧に行うことが重要です。
入れ歯の手入れ方法
入れ歯は人工歯のため、むし歯になることはありません。
しかし、一見キレイに見えても細菌は付着していますし、汚れを放置しておけば口臭の原因になったり、黒ずみの原因にもなります。入れ歯を長持ちさせるためには、日頃の正しいお手入れが大切です。
毎食後に洗浄を行うことが理想的ですが、最低でも寝る前などに1日1度は丁寧に洗浄しましょう。
毎日のお手入れは、入れ歯専用ブラシを使用して磨き、水で洗い流します。
寝るときは、ブラシで磨いたあと水に入れて保管します。清潔に保つため、保管の際に使用する水は毎日取り替えてください。そして、3日に一度は入れ歯専用の洗浄液につけて洗浄しましょう。
洗浄液を使用してのお手入れのやり方は、洗浄液で汚れを浮かせてからブラシでこすり、水で洗い流します。熱湯や漂白剤につけてしまうと、変形や変色の原因となるので避けましょう。
また、乾燥も変形の原因となるため、保管の際は必ず水につけるようにしましょう。