インプラントについて
6歳頃から乳歯が永久歯へと生え変わりますが、その永久歯を失ってしまった時に歯の代わりとして使用するものが義歯(入れ歯)やブリッジ(失った歯の両隣の歯を削ってつなげて被せる)です。
従来、取り外しが可能な入れ歯や、隣の歯を削ってかぶせるブリッジが一般的に使用されてきました。
しかし、近年では長年の研究と技術をもとにインプラント(人工歯根)を植える治療法が開発されました。インプラント治療は、義歯のような違和感がなく審美性にも優れています。
当院ではインプラントはおすすめしていません
インプラントは非常に素晴らしい治療法だと思います。
装着後は一般的には異物感はほぼなく、入れ歯のような着脱も必要ありません。(欠損した歯が多い場合、上部構造を着脱する場合もあります)最近では、インプラント治療を取り入れておすすめする先生も増えてきました。
決してインプラント治療を否定しているわけではありません。
しかし、手術が必要であったり、費用面を心配される患者様もいらっしゃいます。
また、メンテナンスを怠ると、インプラントの周りから膿が出る、骨が溶けるなど、歯周病のような「インプラント歯周炎」という病気になる場合があり、現在問題になっています。
インプラントを希望される方は、積極的にインプラントを行っている先生にお任せし、「インプラントは怖くて嫌だけど、現在の入れ歯は違和感がありよく噛めない」という方や「もう少し快適な入れ歯を作りたい」という方のサポートができればと考えております。
ブリッジ
ご自身の歯を失った時の選択肢としては、義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントなどがあります。治療を受ける際は、それぞれの特徴をよく理解し、ご自身の希望に合った治療を受けてください。ここではブリッジについてご説明します。
ブリッジの特徴
- 保険診療内での治療が可能(入れ歯よりは費用がかかります)。
- 金属バネがないため、装着時の違和感が入れ歯よりも少なく、自然な見た目。
- 入れ歯よりしっかり噛める。
- 失った歯の両隣の健康な歯を削らなければならず、土台の歯に負担がかかり、健康な歯の寿命を縮めてしまう。