中等度の歯周病
中等度の歯周病は、歯周ポケットの深さが4~6mmの状態です。軽度歯周病よりも歯周ポケットが深くなり、歯槽骨もより大きく破壊されます。
中等度の歯周病の症状
- 歯ぐきが腫れる
- 歯ぐきから出血する
- 歯ぐきから膿が出る
- 歯ぐきが下がって歯が長く見える
- 口臭が気になる
- 歯がぐらつくことがある
- 噛むときに違和感がある
中等度の歯周病の治療方法
中度の歯周病では、ブラッシング指導でセルフケアの質向上をサポートしつつ、スケーリングやルートプレーニングで歯垢・歯石を徹底的に除去します。歯周ポケットが深くなっているため、スケーリング・ルートプレーニングでは歯垢・歯石を十分に除去できない場合があります。その際は、麻酔をしたうえで歯肉を切開し、歯根に付着した歯垢・歯石を目視で除去します。
ブラッシング指導
経験豊富な歯科衛生士が患者さんの歯肉や歯の形態、お口の大きさ、状況などに合った正しい歯磨きの方法をアドバイスいたします。
スケーリング
スケーラーという器具で歯の表面の歯垢・歯石を取り除く処置です。
ルートプレーニング
ルートプレーニングとは、キュレットという器具で歯周ポケットの中に付着した歯石を取り除く処置です。スケーリングだけでは十分に歯垢・歯石を除去できないため、ルートプレーニングとの併用が欠かせません。
歯周外科手術
レーザー治療
歯周ポケットにレーザーを照射することにより、歯周ポケット内の歯周病菌を減らすことができ、歯ぐきの炎症や出血を抑え、膿の排出を促進する効果があります。痛みも少なく歯周ポケットの奥深くまで殺菌することができます。